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Dawn Capital、AI・ロボティクスによる イチゴの完全自動栽培に取り組む HarvestXへ出資

UPDATE: 2024.03.20

Dawn Capital、AI・ロボティクスによる イチゴの完全自動栽培に取り組む HarvestXへ出資

Dawn Capital(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石倉 壱彦、以下「Dawn Capital」)は、植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発するHarvestX株式会社(読み:ハーベストエックス、本社:東京都文京区、代表取締役社⻑:市川友貴)へ出資を実施いたしました。

HarvestX株式会社は、AI・ロボティクスによる植物工場の完全自動栽培を目指す東京大学発スタートアップです。これまで受粉ロボット「XV3」を開発し、世界初のロボットによるイチゴの授粉を成功させ(特許第7090953号)、アグリテックのリーディングカンパニーとして注目を集めています。

HarvestXは今回調達した資金を活用し、イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」のさらなる付加価値拡大に向けた技術研究開発を進めてまいります。また、「HarvestX」を備えたデモ施設(パイロットプラント)を建設し、イチゴの生産に課題を抱える植物工場事業会社様や、新たにイチゴ植物工場の運営を検討される企業様に訴求していきます(2024年5月に第一期完成予定)。同施設開設を足掛かりに、HarvestX はさらなる事業拡大に向けて取り組んでいきます。

Dawn Capitalは、HarvestXが目指すビジョンに共感し、また授粉・収穫ロボットの事業性に大きな可能性を感じ、HarvestXへの出資を決定いたしました。

イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」の展開イメージ

 

■ Dawn Capital 代表パートナー 石倉 壱彦コメント

研究室の中でロボットが自走して進んでゆき、イチゴの花を自動で認識し、ロボットアームで花を揺らして受粉させる…。初めてこの光景を目にしたとき、未来の景色を先取りした感覚を覚え、とてもわくわくしました。
気候変動や人手不足など多くの課題に対峙している農業の領域で、HarvestXの自動栽培ソリューションは担い手の悩みを解消するものだと信じております。
技術を愛し、大きなビジョンに向けて情熱を注ぐ市川CEOをはじめとした経営陣が創っていく未来にご一緒できることを非常に嬉しく思います。全力でご支援させていただきます!

■ HarvestX株式会社 代表取締役社⻑ 市川友貴コメント

HarvestXはイチゴ生産のための一貫したソリューションを提供しており、新機能の開発と導入を加速するために資金調達を行いました。ハチによる授粉はストレスと死亡率が高く、受粉率と衛生環境に課題があります。コア技術である授粉ロボットの導入はこれらの課題を解決し、食品製造業界への適用を可能にします。エンタープライズ領域に強いハンズオンチームを持つDawn Capitalの支援を受けることにより、事業を加速できると認識しました。
Dawn Capitalとの連携により、より一層、お客様の期待に応え、そして世界の食料生産課題の解決のため、努めてまいります。

■ HarvestX株式会社について

HarvestX株式会社は、植物工場におけるイチゴなど授粉を必要とする果菜類の完全自動栽培を目指す東京大学発スタートアップです。ロボティクスやAIを専門とするメンバーによって2018年に大学でスタートしたHarvestXは、「植物工場では授粉が必要な果実の生産が難しい」という課題にフォーカスして研究を進め、世界初のロボットによるイチゴの授粉に成功しました。
「未来の世代に、豊かな食を。」をミッションに掲げるHarvestXは、ロボティクスやAI技術を活用し、持続可能な農業の実現のためのソリューションを開発・提供して参ります。

社名:HarvestX 株式会社 (HarvestX Inc.)
代表者:市川友貴
所在地: 東京都文京区本郷7丁目3-1 東京大学 南研究棟アントレプレナーラボ 216
設立: 2020年8月
事業内容:農業機器の開発、それを活用したソリューションパッケージの販売
URL: https://harvestx.jp